2011年11月27日日曜日

11/23 秋田県アウェー参戦

書きたいことが山積みでグァムの旅が先送りになっております。
ひと月経過してしまったため記憶が曖昧になってきてますが(笑)

さて、今週はど真ん中に祝日があり、
サッカーJFLもいよいよ佳境に入っており、
一週間に3試合が行われるというハードスケジュール。

11/23 秋田県にかほ市

新潟県を縦断し、
最上川と
庄内平野を横目に、
山頂に雪を頂く鳥海山の麓。

 朝7時の山形県温海海岸。日本海の荒波です。ドドーン!遠く水平線に粟島


朝5:00に長野市出発
仁賀保市に11:00到着

長野から日本海方面に出かけるにあたり、
目的が無ければ
なかなか脚を向けないのが新潟市以北。
まして、
にかほ市と聞いても場所が思い浮かばない。

人口2万7千、秋田県最南の地。
TDK創業者の故郷、
そして、ブラウブリッツ秋田のホ-ムタウン。

TDKサッカー部から秋田県を代表する
クラブチームへ生まれ変わり、
AC長野パルセイロと同じく
将来のJリーグ昇格を目指す。

 
BB秋田本拠地:仁賀保グリーンフィールドにはためくノボリ。ブラウブリッツカーも!

2週間前の南長野運動公園における
ホームゲームでは、
AC長野4-1BB秋田
とJFL屈指のストライカー松田を擁する
BB秋田に完勝。
しかし、アウェイの同一カードは別物、
一転して大敗北が起こりうるのがサッカー。
今回も松田を抑えるかがポイント。
JFL18チーム中で最小失点を誇る
AC長野のDF陣に期待だ。

13:00のキックオフまで時間があるので
仁賀保を探索してみる。

グリーンフィールドの向かいには、
フェライト子供科学館。
そして、快晴の秋田の空の元、
陽光に勇壮な姿を見せる鳥海山。

子供科学館から鳥海山を望む。山頂は寒そうでも仁賀保は気温17℃


「水と石の不思議な世界」モニュメントと科学館
この丸石は表面張力で24時間浮いた状態。手で触れると回転し出す

姉妹都市アメリカ-ショウニー市の締結記念モニュメント
白馬が足蹴にしているにはサッカーボール

この手の科学館は興味をそそられるが
試合を見逃すほどノメリ込みそうなので断念。
しかし、鳥海山は見事な山容を見せてくれ満足。


後ろ髪を引かれながら
フェライト子供科学館を後にし、
仁賀保駅から海岸へ向かう。
羽越本線仁賀保駅。
1時間ほどの間に通過した列車はなく、
歩けど住民の姿は見かけない。
東北の寂れたローカル駅の印象は拭えないが、
春のような陽気に気分は上々。

 歩けど人の姿なし。グリ-ンフィールドから仁賀保駅へ向かう

 仁賀保駅前と駅前から海岸への道筋風景
唯一すれ違った人(右)はAC長野サポーターの方でした(笑)

仁賀保はTDKと関連工場で発展した街。
羽越本線を境に内陸側が工場、官庁、
海岸側が住宅地と漁港に住み分けられ、
海岸には小さな漁港があった。
この日は穏やかな天気だが、
冬のこの街は厳しい気候に晒されるのだろう。

 漁港も今日は休業? 山頂には風力発電のプロペラ。風が強そう

 晴れ上がっていても路面が濡れている。苔が目立つ。仁賀保神社から鳥海山

 仁賀保神社の参道から住宅地へ

1時間ほど散策して
仁賀保グリーンフィールドへ。
秋田のサポーターが続々と集結してきた。
スタジアム前にはグルメが立ち並ぶ。

クラブのイベントで「あげそば」大食い大会。
なんと、BB秋田とAC長野のサポーターによる
大食い対決が実現している!
試合前にこれは負けられない。

 大食い対決はAC長野勝利!あげそばとは、小学校の給食に誤って
配達された麺を調理師の機転で工夫して調理したことが発端らしい

あげそば300円。味わいました。
揚げたそばにキノコ、人参、ネギなどの具に醤油ダシ。
販売していた皆さんの割烹着は由来ゆえか?

大食い大会同様、勝ち点3をゲットできるか!?
長野から参集したオレンジ色サポーターも
40~50名はいるだろうか。
対する秋田のゴール裏は青に彩られている。

試合前のパフォーマンス。うーん近くで見たい。選手入場

スターティングメンバーに大きな変更の無いAC長野。
前回対戦では藤井くんの獅子奮迅の活躍で
今季最多4得点を奪った相手。
ゲーム序盤はやや秋田ペースで進み、
決定的なシーンも相手のシュートミスに
助けられるなどで0-0で折り返し。

数回のCKもモノにできず、
やや重苦しい展開に不安になる。
アウェイ敗戦ほど帰り道がつらいものはない...

秋田の戦術は前回とあまり変わりなく、
中央にどっしり待ち構える松田に
いかに放り込むか。
プレスもさほど厳しい印象も無い。
前回ではボールを持ったAC長野に
対して厳しい寄せは見られなかったが、
今回は2人で対応してくる。

後半はAC長野がペースをつかみ出すが、
せっかく奪ったボールも
中盤からのショートパスが繋がらず、
起点を作れない。
サイドから裏を突く動きで
クロスを上げたいところだが
なかなか秋田もそれを許さない。

しかし膠着状態を破ったのは、
やはり藤井だった。

後半50分に右サイドで受けた向が
相手DFの股抜き2連発の
ドリブルでゴールに迫ると
中央から飛び込む藤井に合わせて
至近距離からゴールネットを揺らす!

やった! 1-0リード。

得点者藤井だが、
相手DFがひしめく中を
潜り抜けた向の超美技と言ってよい。


先制すると勢い付くAC長野は、
直後に大きなチャンスを作り出す。
左サイドで
左SB高野が絶妙のクロスを放り込み、
最前線に上がった谷口が
精一杯のジャンプで合わせようとするが届かず。
途中交代でピッチに立った藤田のアタマに
合わすが惜しくもバーの上。
しかし両サイドが機能してくる。

追加点がぜひほしい時間帯、
80分には向のCKから
相手ゴール前の競り合いを制して
谷口が今季初ゴール!

南長野での秋田戦で2得点の向が、
この日は2アシストの大活躍。

そして終了のホイッスル。
2-0の完勝で勝ち点3を見事にゲット!
DF陣も松田を途中交代に追い込むなど
完璧に封じることができた。

大食い対決、試合と
アウェイで大勝利となったのであった。


先週日曜日には、
首位SAGAWA SHIGAとの対決で
星を落としたAC長野。
自力での優勝はなくなったが、
選手の意識は堕ちていない。
勝ち続け、SAGAWA SHIGAとの最終決戦で
全力を出し切ってJFL1年目を終えてもらいたい。

かくして初冬の秋田遠征は
大満足の結果で終えることができたのだった。

えびす講花火を取るか、
サッカー観戦を取るか、
迷ってやってきた仁賀保。
去年の花火も高知で見れなかったなあ。
それでもこっち選んでしまうんだよな。

来年のえびす講はホームで祝砲を願うよ。

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