2012年2月22日水曜日

癒されるというよりテンション上がる↑

戸隠って、
奥社が話題になってたね。
何度も出かけてるはずなのに
イマイチ記憶に残ってない。

しかし、
冬の戸隠連峰は雄大だった。
これほどの山容とは思わなかった。

北アルプスも南もいい。
昨年の鳥海山も素晴らしかった。
戸隠連峰の
人を寄せ付けないような険しさは
癒されるというより
テンション上がってくる。






2012年2月19日日曜日

零下9℃の冬の朝

この冬イチバンの寒さ
と聞いて
自転車で出かけたくなる。
寒さを差し引いても
雲ひとつない青空の
誘惑には勝てない。

先週の灯明祭は、
全身凍りついたので、
厚着にさらに厚着で
万全を期す。

といって、
目的があるわけでなく、
食べたいモノが
あるわけでなく、

きらびやかな気分に
なってみたい。

で、
なぜか長野駅前。
歩道橋の上から
マイナス29℃の菅平。


この歩道橋はエレベータ付き。
長野市にはエレベータ付きの
歩道橋と地下道が多いなあ
といつも感じる。
年間でどの位のコストが
掛かっているのかと
余計な心配をしてしまう。

そういうものを削りに削って
サッカースタジアムの新築に
回すとかできんものか。


話しが逸れました。

駅の反対側の大型書店へ行く。
時間がタップリある時の
書店は好きだ。
思う存分に本を漁ることができる。

「日本でいちばん大切にしたい会社」
全3巻。
伊那食品工業が取り上げられてる。
仕事で通りかかることも多い会社だ。
寒天で有名なこの会社、
広大な敷地のど真ん中に
国道が横切っている。
会社は歩道橋を寄付し、
学童通学路になっているのだ。

また、従業員はマイカー通勤の際には、
会社へ入るにあたり、
右折してはいけない規則がある。
片側一車線の国道で
右折による渋滞を避けるためだという。

面倒な遠回りさえ必要な規則だが、
社員の生活を豊かにすることが
社是に謳われているのだそうな。

このような社風が伊那市の
人々の拠り所となり、
社員に誇りが生まれるのだろう。

社員より顧客だという異論もある。
だが、社員を豊かにできずに
顧客を豊かにできるか?
という観点で納得できるのである。


「共食い」
件の芥川賞作家の受賞作。
オンナ癖の悪い親父と息子の
生活が淡々と語られる。
文章は会見のふてぶてしさが
想像できないくらい成熟した作家だ。
しかし、
「日本でいちばん大切にしたい会社」で
心温まった後には読まなきゃよかった。

Guitar Magagine
毎月心待ちにしている音楽誌。
新譜情報見てビックリ!
あのヴァンヘイレンが
14年ぶりに新作だと!?
チェックせねば。


本屋の時間はアッという間。
立ちっ放しで足腰も疲れた。

書店を出ると、
灯明祭最終日の開始時間だ。
帰り掛けに寄り道する。

灯明で賑わう中央通の裏通り。
ひっそりと、
だが妙にあったかい風景が。
それぞれの店の軒下に
うっすらと照らされるキャンドルライト。
善光寺界隈も変わってきたなと感じる。
おもてなしの気持ちを大事にしたい。

最終日もあってか、
大勢の人で賑わう表参道。
青く照らされた山門へ
登ってみようと思いつく。

入場料500円。
先週は混雑で
とても登れなかったが、
幸いなことに
イチバン乗りできそう。

開門時間が近づくと
入場待ちの列が
長蛇の列になった。

入場料を払って、
急階段を一歩一歩昇る。

着いた場所は
中央に四天王と菩薩像、
大きく南に開けた開口部。
背にした本堂は
全く見えない。

夕暮れの長野市街地を一望。
眼下にはぞくぞくと
詰め掛ける人人。


灯明祭りにはカップルだ多いな。
毎回一人で見物って...

気温も下がり始め、
帰りの自転車寒いぞっ

帰る前に
以前より気になっていた、
そばクレープを食することにした。

大勢並んでいる人気の店。
なんと、
たかがクレープと思っていたら、
種類がメチャ多い!

悩んで悩んで、
どれにしようか迷って
「クリームチーズ七味ごま」

そばの風味に七味ゴマ、
マッタリしたクリームチーズ。
合うねえ。
オススメです。

2012年2月12日日曜日

第9回 灯明まつりだ!

例年に無く
灯明祭がヨカッタ!

いや、
歳かな。
刻んだ年輪で
景色が違って
見えるのかも。

まだまだ冬だね。
仕事、家庭、病気で
なかなか見ることが
できない方々へ。

せめて、
コンソールの前で
ご覧ください。













2012年2月10日金曜日

真冬の別所温泉

雑誌の取材に訪れた記者を案内した。
信州上田といえば、
上田城
国分寺
菅平高原
別所温泉
見所数あれど、
上田交通別所線沿線に焦点を当てるという。

なるほど、
新幹線としなの鉄道は
上田市民ならずも
沿線を知る機会はある。
別所線とは着眼が良いと思った。

長野県の私鉄3社。
長野電鉄
松本電鉄
上田交通

最も路線距離が短く、
乗降客も少ない。
が、もしかしたら
最も有名かもしれない。

アニメファンならば
誰でも知っている、
映画『サマーウォーズ』の
舞台がこの別所線なのである。

JR上田駅に併設された
上田交通別所線上田駅。
発する列車は千曲川を横断し、
一路、終点別所温泉を目指す。

単線、一両編成の列車は、
映画にも登場した丸窓が特徴。


上田の塩田平を
慌てず急がず、
ノンビリ走る。
『あさま』の俊足振りとは
あまりに対照的だ。

そして、
この沿線には、
時間を逆戻りしたような
史跡と風景があるのだ。


上田を発して約20分。
生島足島神社。
神様が諏訪大社へ
降臨する途中に
道草した神社らしい。
歌舞伎小屋があるので、
さては歌舞伎見物に
立ち寄ったのか?

別所線の沿線は、
田園風景と
古い町並みが
目を惹く。
残念ながら、
この日は
前日の雪により
のどかな田園風景を
演出してはくれなかったが、
車窓左には、
マツタケ山と言われる
背丈の低い山々、
車窓右には、
上田市街地に
遠く菅平、浅間山を
望むことができる。

晴天率全国一
と言われる上田だけに、
塩田平にはため池が多い。

それぞれに、
舌喰池、甲田池など
名前がつく。
水が豊かな長野県では
珍しい風景だ。

鎌倉時代に
北条氏が拓いたとされる
塩田平。

この地の史跡は
とにかく古い。

上・下右  前山寺の三重塔(重要文化財指定) 

中禅寺薬師堂
中部日本最古の木造建築物 

前山寺と中禅寺の間にある
塩野神社も荘厳な古さを感じさせる。
うっすらと屋根に積もる雪の
姿も風流だが夏に訪れたい。

前山寺エリアには、
戦死した画学生の作品を
展示した『無言館』。
まさに魂の作品が
見る者を圧倒する。
残念ながら、
館内撮影禁止。

そして、
別所線終点には
別所温泉。

上田交通別所温泉駅

今日の上田、
とにかく寒いっ
アタマのてっぺんから
爪先まで凍える寒さ。
温泉に浸かってノンビリ...
ともいかず、
さらに奥地、
常楽寺、安楽寺へ。

 常楽寺の石造多宝塔。700年の重み。
安楽寺の国宝三重塔 
夕暮れの北向観音

やはり
夏場に来てみよう
と、
想いを馳せる。

まるで歴史から
取り残されたかのような
逆光した時間を過ごす。

昭和の初期には
上田から真田、丸子まで
鉄路を広げた上田交通。
時代の流れと共に
廃線となるが、
唯一残された路線が
この別所線だ。

上田の人々の
意地と誇りを感じるのである。



取材を終えて
別所温泉
『あいのめの湯』
で温まって帰路に着いた。