2012年11月13日火曜日

変革のとき

木曜日からは東京。
仕事で本年最大のイベントのホストをこなす。
金曜日は前日のイベントの仕上げで長野に帰着が16時。
ひたすら疲れた。


東京のゴルフ場は松が綺麗に刈り込まれて癒される。
首都圏一の名門コースなら当然か。

土曜日は土砂降りのゴルフ。
妙高カントリークラブは妙高山の中腹。
標高700mの雨はキツかった。
18番を終えてクラブハウスに戻ったところで晴れる。
今シーズンはこれが最後かな。

日曜日はAC長野が静岡県藤枝市でアウェー試合。
退任が発表された薩川さんの最後のアウェー戦。
東京~雨のゴルフで疲労は極限であったが、
なんとしても行かねばならん!

曇のち雨の予報で空はドンヨリ。
甲府南ICから精進湖経由で富士山を左に眺めながら走る。
青木ヶ原樹海は真紅と黄土色の紅葉がアウェードライブを演出する。
雲間から富士山頂が顔を覗かせる。
期待していなかった光景に思わず道路脇にクルマを停める。


空が蒼ければサイコーだったのだが、
クルマを進めるごとに姿を変える富士山頂。
撮影ポイントを探しに脇道へ逸れる。


富士の麓でオフロードの爆音。
富士山麓ではバイクやらボートやら
乗馬に牧場、羊まで遊んでる。
それこそ遊ぶ種類も日本一じゃないか?


さすがにこの時期に自転車乗るような酔狂な輩は見なかったが。
富士山が見えると得した気分♪


ホームゲームもいいけどアウェーゲームの醍醐味は、
日本全国巡り歩きができちゃうこと。
去年の今頃は秋田(仁賀保)だったな。
今年の真夏の金沢は暑くて楽しかったな♪
栃木はカミナリで無駄足になっちゃった。


今日の藤枝は未だ訪れたことのない土地。
6月の浜松は無残にもHONDA FCに惨敗を喫した。
静岡つながりで借りを返さなくては。

長野市から約270km。
東名焼津インターで一般道へ。
焼津インターを出ると真っ先に目に入るのが
「さかなセンター」
駐車場には大型バスがギッシリと駐車している。
市場風なセンター内は大混雑。
通路の両側にはマグロだシラスだタコだイカだが、
迷っちゃうほど並んでいる。



太平洋はマグロだなー。
中トロだってメチャ安だ。
海鮮丼や握り寿司を食べさせる店も多数。


ひもじそうにどんぶりモノの看板を見ていると
店のおばちゃんが声をかけてくる。
「おにいさん、お一人?」

一人だと答えた直後におばちゃんがグイっと手を掴み、
店奥に引きずり込まれる。

「はいーっ、お一人様ご来店~」

一人であることをご丁寧に答えただけなのに...

せっかくだから中トロ海鮮丼(1,300円)
これが...美味い!
これがあるからアウェー旅行やめられない。
いやー、食べさせてやりたかったな。

センター出口で串焼きなど購入。
こちらもマグロづくしだ。


富士山とマグロで腹一杯感だが、
メインイベントはこれから。
藤枝総合サッカー場へ向かう。

このときすでにシトシト雨が路面を濡らす。
静岡にしてはとっても寒い。
藤枝総合サッカー場は街中を外れた丘の上。
到着時は土砂降りとなっていた。



カメラを構えるのも憚られる土砂降り。
残念ながら撮影できなかったが、
藤枝総合サッカー場はコンパクトながらメインスタンドには
しっかりと屋根が設置されて照明の光量も豊富な
綺麗なサッカー専用球技場。
南長野改修もお手本にしたい競技場だ。


18:00
遂に薩川さんの最後のアウェー戦始まる。
藤枝MYFCは今季開幕戦で4-0大勝の相手。
しかし、大幅戦力補強の後半戦は大健闘。
決して侮れない。

序盤から激しく寄せる藤枝に苦しむAC長野。
前へ攻める姿勢は見えるがパスが繋がらない。
藤枝は両サイドの防御が固く中央へ蹴り込めない。
両軍中盤でのボール奪取が顕著で前線の動きが制約される展開。

前半は互いに攻め手を欠いてスコアレス。
しかし、随所に藤枝のスピードが垣間見える
嫌な試合の流れか。

後半はスタメンで起用されていた、
6佐田、24藤井、25有永から
14高野、13藤田、5大橋を立て続けに投入。
雨でスリッピーなピッチに強い追い風の状況からの打開策を講じた。


しかし先制点は藤枝MYFC。
中盤の安易なファールからフリーキックを頭で合わされて失点。
その後もパスミスに走り負けでのボールロスト、
向くんのCKも藤枝DFに跳ね返され、
何度かのチャンスも藤枝GKの好セーブに阻まれる。

得点の臭いがしない...

結果はそのままゴールをこじ開けられず敗戦。
同時にVファーレン長崎の優勝が決定した。

考えさせられるゲームだった。
ここぞの試合に勝てない勝負弱さ、
シュート決定率の悪さ、
走り負けるフィジカルの弱さ、
一シーズン修正できなかった連携ミス。

AC長野のサッカーらしさ。
どこかへ置き忘れた?
多くのサポーターが感じているのではないだろうか。
今のサッカースタイルに対する違和感。
順位に拘り目を瞑っていたのかもしれない。

ある意味限界点なのだと思う。
飛車角落ちでは2度勝っても1度は負ける。
金銀で中央を固めても香車が活きなければ攻め込まれる。
薩川さんは本当によく頑張った。
愛情すら感じる。
が、チームは新鮮な血液を求めているのかもしれない。
3年後から逆算すると今が決断のとき。

AC長野らしいサッカーの血は脈々と続く。


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